独学保育士試験実技対策(造形・言語台本)
惜しくも一発合格は逃したものの、2回目でなんとか筆記試験をパスした私です。
前回記事:独学で保育士筆記試験に受かったのでその勉強法を(続きは擦れていて読めない
今回は実技試験(造形・言語)に向けて取り組んだあれこれを紹介します。
実技試験対策で大切なのはズバリ「対策に移る行動の早さ」にあると思っています。
筆記試験終了後にやること
早急に筆記試験の答え合わせをする
まず、筆記試験の正式な合格発表が出るのは試験日の1ヶ月後くらいになってしまうので、試験後は早々に自身で答え合わせをしましょう。
科目によりますが、だいたい試験2,3日後にユーキャンのサイトにて回答
答えを見合わせて全科目合格していそうであれば、早急に実技試験に向けての対策を講じましょう。
必要なものを揃える
まずやるべきことは必要な道具を揃えることです。
「言語」については特に必要なものはありませんが、「造形」は12~24色程度の色鉛筆、消しゴム、絵を練習するための用紙が必要になります。
どれも100均で購入できるようなものなのが救いです。
ただ、色鉛筆については、当然お高い(質のいい)ものの方が使いやすいです。
100均や安めの色鉛筆を使用したからといって即不合格ということはありませんが、自信がなかったり不安だったりする場合は少しお高めの色鉛筆を用意するのもありだと思います。
私が試したのはこちらの2種類の色鉛筆ですが、後者の方が芯が柔らかいかつ折れにくく、きれいな色を彩ることができました。
(上 メルカリで買ったもの・下 なんかよさげなやつ)
後者の色鉛筆は、たまたま父親のおさがりがあったので譲り受けました。
しかし素人(私)だとそもそも比較しなければその良さにも気付けないので、正直「100均以上、お高いもの以下の色鉛筆」であればなんでもいいのではないでしょうか。
また、試験日より前にあらかじめ保育士試験事務センターに伝えておくと、試験中に手袋を着用することも可能です。
2つ指でぶくろ~♪(ドラえもん風
筆者は多汗症で紙をびしょびしょのしわしわにする才能があるので、
私にとってはこれがない=不合格といって過言ではないくらい必須な代物でした。
ゲームで遊ぶ時も大いにお世話になっています(重ゲーマー
言語:台本作り
言語の試験は、指定された4つのお題の中から1つ選択することができます。お題は「ももたろう」「3びきのこぶた」「おおきなかぶ」「3びきやぎのがらがらどん」の4つです。
ももたろう:仲間にする動物をすっ飛ばしそう
おおきなかぶ:途中で誰が何を引っ張っているのか迷子になりそう
3びきのやぎのがらがらどん:元ネタを知らない
上記消去法で、私は3びきのこぶたを選択しました。
さて、題材が決まったら早速台本作りに取り掛かります。
YouTubeにて言語試験のお手本動画がいろいろと上がっているので、そちらを参考に適当に物語を書き出します。
台本(仮)書き上がったら時間を測りながらをちょっとゆっくりめに読みます。
おそらく3分に収まらないと思われるので、不要な部分を削ります。そしてまた時間を測る→添削でちょうどいい文字数になるよう調整します。
そうしてできた台本がこちらです。
この文字量を身振り付きで語ると、2分と50秒くらいでした。
本番は3分経つとアラームが鳴って強制終了されるので、個人的には5~10秒早く終わるくらいがちょうどいいのかなぁと思ったり・・・
ただ、時間切れでも高得点で合格した例もあるそうなので、大事なのはやはり中身(語り方)ということが分かります。
語りが遅すぎても早すぎても、適切な声量、身振り、雰囲気があれば合格できるようになっているのは嬉しいですね。
言語:練習あるのみ
作成した台本通りに読む練習をします。まずは台本のおおまかな内容を覚えましょう。
ただ、台本を一言一句覚える必要はまったくないので、この段階でも台本を訂正することが可能です。
自分が読みやすいよう、噛みにくいように改変していきましょう。
先述したように、
実際の配点は物語の内容よりも「身振りを含めたその語り方」を重視しているはずなので、
笑顔で大きな身振りでおはなしできるように練習しましょう。
その際、スマホを使用して録画すると客観的に自分を見ることが出来るのでオススメです。
大の大人がふざけてるのかってくらいにオーバーな身振りと雰囲気で映っていれば合格は目前です。
審査員は大人ですが「話している相手は子ども」だということは絶対に忘れないようにしましょう。
練習時から目線を下(ぬいぐるみ等)に向けるよう癖をつけておくと良いかもしれません。審査員はアウトオブ眼中です。
個人的に一番大事なのは「羞恥心を捨てること」だと思います。
実際、試験日は
私の「3びきのこぶた」をとくと味わえ!
くらいの心意気でしたので。
まぁそれでもめちゃくちゃに緊張はしていたのですがw
ちなみに、一番緊張するのは長い長い待ち時間です。
緊張をほぐすために、スマホに入れていた面白画像を詰め込んだ通称「おもしろフォルダ」を見ていた(ニヤケまくっていた)のはいい思い出です。
マスクがなかったら社会的に終わっていました。
造形:テンプレートを覚える
お次は造形です。
造形は「その場で出されたお題の絵を45分以内に描きあげ、更に色塗りまでも求められる」という狂気に満ち溢れた試験となっています。
絵を描くスキルが必要な分、言語よりも遥かにこちらの方がネックとなりそうですね。
さて、先述した通り
造形試験は試験開始のその時までお題は伏せられているのですが、実はだいたいの傾向は決まっています。
ほぼ毎回指定されるもの
場所指定
基本保育室内or園外の2択(ちょぴっと例外あり)
描く人物
基本保育士1人、子ども3人以上(ちょぴっと例外あり)
描くシチュエーションや状況
ランダム
この2項目は毎年ほぼ変わりません。
人数や年齢に差はあれど、人物は確実に描かされます。
これはつまり「自分で決めた園内と園外の背景テンプレート」「自分の好きな格好、色合いの保育士&子ども3人のテンプレート」の練習さえしていれば、それはもう試験に受かると言っても過言ではありません(過言
肝心の人物や背景の描き方はサイトやYouTubeで「造形試験対策・描き方」等で検索すると出てくるので、そちらを参考にして上記テンプレを見につけましょう。
造形:練習あるのみ
というわけで、
当時私がサイトやYouTubeの先輩方の動画を拝見し、練習していた過去絵をここに召喚します。
保育室内
いろいろとツッコミどころがありますが、床、背景、構造は固定しています。暖かい色使いをして、できるだけ楽しそうな雰囲気を醸し出しましょう。
園外
園外も背景はテンプレ固定です。外では保育士、子ども共に帽子をかぶらせておきましょう。
時間は45分と、長いようで非常に短いです。
瞬時に絵の構想をし、ささっと描き上げ、色塗りは白いところがなければいいくらいの意気込みでこなしましょう。毎回しっかりと時間を測って練習することが大事です。
ちなみに令和4年後期のお題は「節分の豆まき」でした。
↑試験後、家に帰って提出した絵と同じように描いてみました。時間は本当にギリギリでした。
造形についてより詳しく知りたい方は、自分にあった対策動画をYouTubeで散策することをオススメします。
そして今回紹介した対策方法で、試験に挑んだ結果がこちらです。
無事合格しました!
点数がどちらも33点というのは何かの力が働いている(基準を満たしていたら基本33点?地域による?)としか思えませんが、合格さえすれば点数は関係ないのでよしとします。
ということで、今回は保育士資格実技試験対策の記事となりました。
まとめ
筆記試験終了後にやること
対策練習さえしっかりしていれば、自然と自信もついてくるので、数をこなして試験に合格できるようファイトです!
この記事をご覧のみなさまの健闘をお祈りします。
では、おつかれろんり~!
今更ですが、合格 \(^o^)/ おめでとうございます!!
私には到底できない過酷な試験を突破したのですね!!素晴らしい(๑˃̵ᴗ˂̵)👍🏼 絵もステキだし、お話し自分で台本作って審査員の前で子どもに聞かせるていで話すなんてすごすぎます😳
いやホントめでてぇ!!
改めておめでとうございます(*´艸`*)
うわぁああ!ありがとうございますぅ!!
そしてお返事大変遅くなり申し訳ございません(´;ω;`)
試験当日は緊張しまくりんぐでしたが、なんとかなりましたンゴ!
実際に現場で絵本を読むときは審査員みたいに静かに聞いてくれないんですけどねw